〇一所懸命 1 1か所の所領を、命にかけて生活の頼みとすること。 まだ子どもの頃、畑でお母さんの草取りを手伝っていた 時のお話でした。
その他にも、一か所の領地を命懸けで守り生活の頼みとすることの意味も持っています。
浄瑠璃・舎利-四「一しょけんめいの難をまぬがれ」 〇一生懸命 (「いっしょけんめい(一所懸命)の変化) 1 (形動)命がけで事にあたること。 中世で使われていた一所懸命が、近年になって一生懸命へと転じて2つの言葉へと分かれました。
3つまり、 「一所」(一箇所)を「懸命(ある限りの力を尽くして)」というニュアンスで使用されていた言葉なのです。
」と、さとされたという 内容でした。 但到了近代,已經沒有領地或是城堡的概念,於是「一所懸命」之意逐漸被淡忘。
数年前、あるお婆さんのお葬式にお参りした時のこと です。
いまではどうですか? 「いっしょけんめい」と言わずに「いっしょうけんめい」と言う方が多くなっていませんか。
1その後、一生懸命という誤用が生じ、それが一般化した結果です。
私が一緒に生きて生きたい人と一緒に何時までも、同じ所(家族という絆)でいれればいいな・・・って・・。
19しかし、 「一生懸命」は「一所懸命」が転じたもので、もともとは「一所懸命」という言葉が使われていました。
一意専心 どの言葉も、何事にもまじめに、熱心に取り組むことを意味する言葉です。 「一生懸命」をもっと詳しく 「一生懸命」という言葉は「一所懸命」が転じたものです。
15「一生懸命」は、「一所懸命」の「一所」が「一生」と言い間違えられたことから、広まった言葉で、 「一所懸命」と「一生懸命」の意味合いや使い方は同じになります。
文字通り、「1つの所に命を懸ける」ということです。 千本、万本の雑草も、手もとの一本の草を抜くことの積み重ねと 念じ、ただ黙々と努力を傾けてゆかねばならないということです。
20というより、もはや「一所懸命」は「一生懸命」に駆逐されてしまったと言ってもいいくらいです。
そして、この言葉の語源は、日本の中世の武士階級が、主君から賜った先祖伝来の土地を、命懸けで守るということからきています。
3ちなみに、「一所懸命」の読みは「いっしょけんめい」、「一生懸命」の読みは「いっしょうけんめい」なので、漢字と読みが一致していないものは間違いとなる。
鎌倉時代、武士は守護や地頭として所領を安堵 主君が家臣に領地を与えること された場合、領地経営や治安維持に全力を傾けました、その場所 一所 に懸命になったわけです。 「一生懸命」の由来 「一生懸命」という言葉は、元々「一所懸命」の誤用だったのですが、命懸けで物事に当たることを表現するには、「一所」よりも「一生」の方がニュアンスが伝わりやすかったため、「一生懸命」の方を使うのが一般的になりました。
20国語を審査する文科省直轄の「文化審議会国語分科会(旧国語審議会)」の議事録の中にも「一生懸命」の表現が散見されますので、ここまで来ると暗黙の了解と言わざるを得ないのかもしれませんね。